【B型肝炎】子どもの友達への感染の疑い
月日が経ち、B型肝炎キャリアの子どもは6歳になりました。
ある日曜日、子供の友達を自宅でに招いて一緒に遊ぶことになりました。
そこで事件は起きてしまいました。
私の子供が吹いた鍵盤ハーモニカをお友達が吹いてしまったのです。
鍵盤ハーモニカを片づけていれば・・・
後悔してもすでに遅し・・・
わが子の唾液で、お友達に感染したかもしれない!
そう思いました。
お友達の親御さんにはB型肝炎であることを話していませんでした。
ウイルスが体内入ったとしても、病院ですぐに処置をすれば感染はほぼ免れると
かかりつけの先生に言われていたので、これは話しておかないと!っと思いました。
けれど、なかなか勇気が出ません。
話したら、どんな反応をするだろうか。
もう遊ばなくなるんだろうか。
保育園にも知られてしまうんだろうか。
卒園まで気まずくなるんだろうか。
だけど、このまま放っておくことはできない!!
言うなら早く言って、病院で処置をしてもらわないと!!
勇気を出して話しました。
すると、とてもいい方で全部受け入れてくれました。
責めるどころか、こちらの心配まで。
かかりつけの病院に電話をし、事情を説明すると
担当の先生は日曜でおらず、感染専門の先生から「そのくらいでは感染しないので安心してください」との返答が。
「でも、担当の先生は唾液でも感染するとおっしゃっていましたが」
そう言うと
「心配でしたら、明日かかりつけの病院に行って血液検査をしてみてください」
とのことでした。
本当に大丈夫なんだろうか?
ちょうど明日が、わが子の年2回の検診日でした。
明日、担当の先生に直接聞いて、お友達の親御さんに連絡をするということになりました。
どうか感染していませんように!!
不安で一睡もできない夜になりました。
子供もB型肝炎キャリアに。
大学病院での出産を余儀なくされ、妊娠8か月で大学病院への紹介状を書いてもらい、大学病院通いに。
お腹の赤ちゃんは順調で、元気に生まれてきてくれました。
初めての育児に戸惑いながらも、母乳をあげるため、赤ちゃんに乳首を加えさせました。
めちゃくちゃ痛ーい(泣)
母乳をあげるのが、こんなに痛いとは!!
乳首がきれてしまいました。
B型肝炎は主に血液で感染します。
これは赤ちゃんにそのまま吸わせていいものなのか、とても不安になりました。
看護師さんに確認すると大丈夫ということだったので、そのまま吸わせましたが
無事に母子感染することなく、乗り切りました。
ということは2人目なんです。
2人目のときは妊娠中、なぜかよく鼻血が出ていたんです。
もしかすると・・・と不安がよぎりました。
ごくまれに、お腹の中で感染してしまうこともあると先生から説明を受けていたからです。
鼻血はよく寝ているときに出ていたので、鼻から出ないで体内に入った血液が羊水に混ざったりしないのだろうか。
という私の勝手な素人考えだったのですが。
見事、不安的中でした。
2人目も1人目同様、母子感染しないようグロブリンの注射をしましたが、
感染してしまいました。
B型肝炎の感染経路
1人目の妊娠で発覚したB型肝炎キャリア。
まずB型肝炎について、無知でしたので、インターネットで調べまくりました。
最悪死ぬ・・・
感染経路は母子感染か、性行為か、注射器の使い回し・・・
どこでいつどうやって感染してしまったのだろうか。。。
すぐに母親にも報告しましたが、心当たりがないようでした。
私には出産経験がある姉がいたので、B型肝炎の検査に引っかからなかったか確認をしました。
すると「引っかかっていない」と。
ということは、母子感染の線は薄い!
性行為か注射器の使い回しどっちだ?!
思春期以降の感染はほとんどが急性肝炎を発症し、抗体ができるらしい。
ということは、幼少期の集団予防接種での注射器の使い回しでほぼ間違いないであろう。
昭和23年7月1日から昭和63年1月27日までの間に受けた集団予防接種では注射器の連続使用されたことが原因で持続感染した方は40万人以上とされているそうです。(厚生労働省HPより)
昭和60年生まれの私はそのうちの1人なのか・・・
母が大事にとっておいてくれた母子手帳を確認すると
昭和63年1月27日までの間に7回も集団予防接種の記録がありました。
私は運が悪かったのだろう・・・
私の運の悪さはこれだけでは終わらなかった。。。
B型肝炎キャリアの発覚
私がB型肝炎キャリアであることを知ったのは、8年前のことです。
1人目を妊娠したときに初めて知りました。
それまで”B型肝炎”なんて、聞いたこともありませんでした。
産婦人科の先生に、旦那に話すかどうか確認をされ、
私は旦那のことを信頼していたので、「話します」と即答し、
たまたま定期検診に一緒についてきていた旦那にも先生から直接話してくださることに。
旦那にも感染している可能性が高いので、すぐに病院で血液検査をするように。
また私自身も病院で定期的に診てもらわないといけない。
ということで、紹介状を書いていただきました。
そして私の場合ウイルスの量がとても多く、ここ(普通の産婦人科)では出産できないと言われてしまいました。
母子感染を防ぐため、生まれた赤ちゃんにすぐ処置をしないといけないため、大きい病院(大学病院)でしか出産できないということでした。
幸い、旦那は感染していましたが、自然と抗体ができていたので、問題なしでした。
しかし、ここからB型肝炎との壮絶な戦いが始まるのです。